【画像で解説】SKYBOX VRプレイヤーの機能と使い方(Oculus/Meta)

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アマゾンプライムやNetFilxなどの映画を、映画館並みの高画質、大画面で楽しめる MetaQuest2。

せっかくなので、パソコンの中に保存されている動画も大画面で楽しみたい!

でも、残念なことに、パソコンの中の動画は言ったんQuest2のストレージに読み込まないと再生できません。

フリーの DEO VR というソフトはあるものの、DLNA(Digital Living Network Alliance)でしか接続できず、パソコン側の設定が面倒なだけでなく、動作も思いのが難点。

もっと気軽に、もっとサクサクした動作でパソコンから共有した動画をネットワーク再生したい!
USBメモリに保存されている写真や動画を直接再生したい!

そんなあなたに是非試してほしいのが今回紹介する SKYBOX です。

この記事では、SKYBOXが搭載する機能、使い勝手をスクリーンショット付きで解説致します。

目次

SKYBOXとは

SKYBOXは、2017年3月22日にリリースされたVR用のメディアプレイヤーで、もちろんQuest3にも対応しています。

引用元:SKYBOX公式サイト(画像はGoogle Chrome で日本語に翻訳したもの)

公式サイトには以下の特徴が書かれていますが、要約すると全てのビデオ形式とビデオタイプをサポートし、ネットワークドライブでのファイル参照も可能なビデオプレイヤーだという記載内容です。

SKYBOXの購入方法

Meta Quest の公式ストアから購入できます。

まったく同じものが ゲーム配信プラットフォーム「STEAM」からも購入できますが、Meta Questの公式ストアから購入すると990円で購入できるので、こちらがお得です。

Googleで検索すると一番上に表示されるリンクを、クリックします。

ストアのページに移動するので、「入手する」をクリックします。

次に、ログインを求められるので、Meta Quest2の初期設定で使用したFaceBookもしくは Metaアカウントでログインし、クレジット情報を入力すると購入できます。

SKYBOXのインストール方法

Quest2のメニューを下にスクロールすると、一番下に「アプリを追加」アイコンが見つかるので、これを選択します。

次に、SKYBOX で検索してください。

SKYBOXが表示されます。私の場合は既にインストール済みなので「スタート」になっていますが、まだインストールしていない場合は「インストール」が表示されます。

このページからもSKYBOXが購入できるようですが、クレジットカード情報の入力はパソコンの方がやりやすいので、私はパソコンを使って購入しました。

インストールが完了すると、メニューから選択できるようになります。

SKYBOXの使い方

SKYBOXを起動すると、次の画面が表示されます。

画面は大きく3つのブロックに分かれており、それぞれの役割を持っています。

SKYBOX起動時は、Quest2に保存されている動画がサムネイル表示されます。

私は1つしか入れていないので、1つだけ表示されています。

ネットワーク共有動画の選択

パソコン側で、動画が保存されているフォルダをネットワーク共有しておけば、SKYBOX左側のチャンネルから「ネットワーク」を選択することで、共有フォルダ内の動画がサムネイル表示されるようになります。

全体設定画面とパススルー

全体設定の表示アイコンを選択すると、再生に関するパラメータを変更できます。普通に使う分には、この機能はあまり使わないでしょう。

Quest3でパススルー画質が実用的になったことへの対応で、パススルーボタンが用意されています。これをクリックすることで、パススルー状態で映像や写真が鑑賞できるようになります。

動画の再生(一時停止、早送り、早戻し)

サムネイルの動画アイコンをクリックすると次の画面に映ります。

あたかも巨大な劇場で映画を見ているような感覚になります。

劇場は360°見渡せますが、観客は私しか居ない、貸し切り状態です!

再生中にコントローラーのトリガボタンを押すと、停止/再生/再生位置の変更メニューが表示されます。

さらに、画質調整メニューを表示し、アスペクト比や画面の回転などの調整が可能です。

いちいちメニューを表示しなくても、コントローラーのスティックを使って前後に数秒だけ飛ばしたり、早送りすることも可能です。

ボタン機能
トリガボタン停止/再生/再生位置変更メニューの表示
スティックを一瞬左に倒す5~6秒だけ戻る
スティックを左に倒したままキープ早戻り
スティックを一瞬右に倒す5~6秒だけ進む
スティックを右に倒したままキープ早送り

メニュー右にある、山っぽい絵のアイコンを選択すると、「劇場」「該当なし」「宇宙ステーション」「月面」の4つの場所から1つを指定できます。

「劇場」を選択した場合、更にシネマシート(座る位置)を「フロント」「まん中」「バック」の三か所から選ぶことが可能です。

特筆すべきは、単に「フロント」にしたからと言って画面が大きくなっただけではなく、あたかも映画館の前の方に座ったかのように、少し見上げるような雰囲気で映画鑑賞できるので、かなり臨場感があります。

映画館の中は自由に動き回れるので、自分が実際に移動することで好きなサイズで鑑賞可能ですが、かなり広い場所でないとこの方法は使えないでしょう。

該当なし」「宇宙ステーション」「月面」を選択した場合、スティック操作によりスクリーンサイズが無段階で調整出来ます。「劇場」より大きなサイズで映画鑑賞したい場合は、こちらを選択しましょう。

SKYBOXの機能

SKYBOXには、先に紹介した動画再生以外に、次の5つの機能が用意されています。

  • ローカル
    - VRビデオ
    - 画像
  • VRビデオ
  • ネットワーク
  • AirScreen
  • YouTube
  • 隠しファイル

ローカル

Quest2の内部ストレージに保存されている動画や画像のファイルを探し出して、サムネイル表示してくれます。

試しに手持ちのPVをQuest2の複数フォルダにコピーしたら、すべて探し出して表示してくれました。

VRビデオ

こちらはVR動画のサムネイル表示です。

ローカル内のVR動画がサムネイル表示されます。VR動画が無い場合は上記のように何も表示されません。

画像

ローカル内の画像をサムネイル表示し、画像を選択すると拡大表示されます。画像は動画の再生と同じ環境で表示されます。

ネットワーク

ネットワーク共有したパソコンのフォルダに接続し、動画のサムネイルを一覧表示します。

同一ネットワーク上に存在するパソコンと共有フォルダが表示されるので、ログイン名とパスワードを入力して接続します。

一度接続してしまえば、次回からはログイン名とパスワード入力は不要になります。

AirScreen

Windows上のSKYBOXアプリにドラッグ&ドロップした動画が、Quest2上のSKYBOXで一覧表示されます。

パソコン上でファイル共有しなくても良いので、ちょっとした時に動画を楽しみたい場合に便利です。

以下のサイトを表示し、一番最後までスクロールして「Get The App」をクリックすると、Windows用SKYBOXのインストーラーのダウンロードページに移動できます。

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「PC/Mac クライアント」のところにあるアイコンがパソコン用のSKYBOXのインストーラーになります。

パソコン版のSKYBOXが起動すると、次の画面が表示されるので、ここに再生したい動画ファイルをドラッグ&ドリップしてください。

一旦ドラッグ&ドロップした動画ファイルは、プログラムを終了しても残っていますので、毎回登録しなおす必要はありません。

YouTube

YouTubeで公開されているVRコンテンツがサムネイルで表示され、自由に再生が可能です。

隠しファイル

指定したローカルフォルダに対して隠しフォルダ設定を行うことで、次回SKYBOXに入った際に表示されなくなります。

ローカルフファイル→ディレクトリの順に選択し、非表示したいフォルダを表示した状態で、右上のスパナアイコンをクリックします。すると「現在のフォルダを隠す」が表示されるので、これを選択します。

また、隠しフォルダに設定されたフォルダを選択している状態であれば「ファイルを再表示」が表示されるので、これを選択すると解除できます。

最後に、全体設定を表示し、「隠しフファイルを表示する」をOFFにすると、次回SKYBOXを開いたとき、隠しフォルダが表示されなくなります。

隠しフォルダを参照したい場合は、このスイッチをONにして、設定したパスワードを入力して下さい。解除はすぐに画面に反映されます。

尚、この隠しフォルダ設定はあくまでSKYBOXの中だけの話であり、Quest2にインストールされている他のアプリや、USB接続したPCからは普通に参照できてしまいます。

USBファイル

Quest3 にGTGケーブル(※1)経由でUSBメモリ(exFATでフォーマット済み)を差し込むと、USBメモリ内の写真や動画を直接再生することが可能です。

USBメモリはQuest2/3 では認識しませんが、SKYBOX を立ち上げるとUSBメモリが認識され、「Mass Storageへのアクセスを許可しますか?」と聞いてきます。ここでOKを選択して下さい。

これでUSBメモリが認識され、ボリュームのアイコンが表示されます。今度はこれを選択して下さい。

(※1)OTGは、「USB OTG」「USB On-The-Go」とも表記されます。

USBはもともと、パソコンとUSB対応機器を接続するための規格でしたが、2001年に周辺装置同士を接続できるように拡張されました。

OTGの規格を使うには次の3つが揃う必要があります。
 ①OTG対応のUSB機器(Quest2/3)
 ②OTG対応のUSBケーブル
 ③OTG対応の制御ソフトウェア

この3つのうち、②は5~6百円程度で購入可能ですが、Quest2/3 は残念ながら標準で③を搭載していませんでした。

SKYBOX が③に対応したことで、USBメモリ内の画像や動画をQuest2/3で直接再生可能になりました。

OTG対応ケーブルであればどれでも良いと思いますが、私が実際に購入したのは「Type C to USB 3.0 変換アダプター 18cm OTG ケーブル」(下記の写真)です。

まとめ

今回はパソコンに保存した動画ファイルを、ネットワーク共有で鑑賞できる「SKYBOX」について紹介しました。

Quest2のストレージは128GBとか256GBなので、容量に限りがあります。

パソコン上の動画がネットワーク経由で閲覧できれば、Quest2の容量は全く気にしなくてよいので、気軽に動画が楽しめます。

SKYBOXの動画再生は大劇場の巨大スクリーンで映画を鑑賞している気分になれるので、映画好きの人にはたまりません。

購入に990円掛かることを惜しんで、同じことを無料でできる方法を探しましたが、レスポンスや使い勝手が悪く、結局SKYBOXを購入しました。

いざ買ってみると、その使い勝手やレスポンスの良さに感動して、早く買っておかなかった事を逆に公開しました。

もしパソコンに保存されている映画を、ネットワーク経由で気軽に楽しみたいなら、このアプリは期待を裏切らないと思います。

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