【失敗しない為に】プログラミングするにはノートとデスクトップのどっちがいい?

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プログラミングをする上で、ノートPCとデスクトップPCのどちらを選べばよいのでしょうか?

答えは、自分が作りたいプログラムのジャンルによって変わります。

では、まだジャンルを決めかねているとか、将来変わるかもしれない場合は、どう考えれば良いのでしょう?

今回は、「作りたいプログラムのジャンル」という観点から、 ノートPCとデスクトップPC のどちらを選ぶべきかを解説します。

目次

ゲームとAI以外は、どっちでもOK

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プログラミングは作るべき対象に応じて、Webアプリ、デスクトップアプリ、組み込みアプリ、ゲームアプリ、AI(機械学習)アプリなど、いくつかのジャンルに分けられます。

冒頭で「作りたいプログラムのジャンルで変わる」と申しましたが、ゲームとAI以外のジャンルであれば、以下のスペックを満たしていれば、どちらを選んでも問題はありません

項目推奨値
CPUIntel Core-i5 又 は AMD Ryzen 3 
メモリ8GB
ストレージSSD 256GB
解像度フルハイビジョン(1980x1080)

おおよその目安ですが、ノートとデスクトップのどちらにしても、5万~10万円の価格帯で購入できると思います。

ゲームとAIはデスクトップがお勧め

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ゲームと言っても2Dではなく3Dのゲームの開発をする場合の話です。

3Dゲームは演算量が半端なく多いので、どんなに優秀なCPUでも能力が追い付きません。

AIプログラミングも同様で、統計計算や統計学の延長上にある機械学習はCPUだけでも大半の事ができますが、深層学習(ディープラーニング)の場合も半端なく計算量が多いので、CPUでは処理時間が掛かりすぎてしまいます。

では、なぜデスクトップがお勧めかというと、同じ性能のノートPCより価格が安く押さえられ、且つ後から性能アップがしやすいからです。

半端ない計算量を短時間でこなすにはグラフィックカード(GPU)が必要不可欠なのですが、ノートPCの場合は高額なゲーミングPCしか選択肢がありません。

ノートPCはメモリやストレージが追加/変更できないものも多く、後からGPUを追加して本体に内蔵することも出来ない為、いきなり高額なノートPCを買わなけばなりません。

デスクトップとノートの価格イメージ

デスクトップは自分のスキルや行いたい処理の負荷に応じてメモリ、ストレージ、GPUをグレードアップ出来ますので、コストパフォーマンスが最も高いのです。

ジャンルが決まらない、変わる可能性があればデスクトップが安心

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今はWebアプリを開発してるけどゲームプログラミングもやってみたい、将来AIにもチャレンジしたいという人は、デスクトップを選ぶ方が安心です。

理由は前述したとおりです。

最初は先ほど紹介したスペックのPCを購入し、ゲームやAIのプログラミングがしたくなったら、メモリやGPUを買い足せばよいのです。

特にGPUは高額なパーツであり、必要に応じて段階的にグレードアップしないと宝の持ち腐れになってしまいがちです。

本格的に3DゲームやAIをするなら、それを想定しておこう

将来的に3DゲームやAIを本格的にすることになるなら、GPU(グラフィックカード)の性能を上げる必要があります。

デスクトップの場合、増設が簡単だとは言いましたが、GPUは性能が上がるとサイズが巨大化し、消費電力も増加するという落とし穴があります。

GPUは性能が高いほどサイズが大きい

GPUは性能によりローエンド、ミドルエンド、ハイエンドに分けられますが、性能が高くなるにつれ、奥行きが長くなるため、PC本体のサイズによっては、収まらなくなります。

初級、中級、高級ビデオカードの画像

また、ローエンドは拡張スロットが1つあれば済みますが、ミドルエンド以上は2つ占有してしまいます。

ビデオカードのビデオ端子画像

最初にスリムタイプなどの省スペースPCを選んでしまうと、ローエンドのGPUしか搭載できなくなるため、本体サイズは可能な限り大きいものを選ぶ方が安心です。

GPUは性能が高いほど消費電力が高い

GPU性能を優先するあまり、もしPC内蔵の電源容量よりも大きい消費電力のGPUを選択してしまった場合、GPUが動作しないか、あるいは使用中に電源が落ちてPCやGPUが壊れる可能性があります。

GPUの製品ごとに推奨されるPC側の電源容量が公開されていますので、購入の際は必ず公式サイトをチェックするか、販売店の店員に確認するようにして下さい。

例えば、PC本体に300Wの電源が内蔵されていて、200Wの消費電力が必要なGPUを搭載する場合、CPUやメモリ、ストレージの消費電力を考慮すると、300Wではかなり厳しい状況になります。

将来高性能なGPUを装着する可能性があるなら、出来るだけ大容量の電源が搭載されたデスクトップPCを選んでおくことをお勧めします。

持ち運びしたいなら、ちょっと割高だがノートを選ぼう

ノートパソコンとデスクトップパソコンの画像

同じ性能のノートPCとデスクトップがある場合、多くの場合デスクトップの方が値段が安くなります。

下表は、2021年8月現在において、価格.COM に掲載されていたDELLのノートPCとデスクトップPCの価格を比較したものです。

比較項目 Vostro 3681 スモールシャーシ
(デスクトップPC)
Vostro 15 3000(3500)  
(ノートPC)
CPUCore i5 10400Core i5 1135G7
CPUスコア1240010032
メモリ8GB8GB
ストレージ256GB256GB
DVDドライブDVDマルチドライブ内蔵無し
価格49,981円62,981円

デスクトップPCはディスプレイを別途用意する必要があるので、トータル的に値段は変わらないかもしれませんが、既にディスプレイを持っている方にとってはコストを抑えることができます。

とはいえ、割高な価格差は「持ち運びが出来る」というメリットを享受するためのもの なので、持ち運びを考えるなら、素直にノートPCを選んだほうが幸せになれます。

まとめ

今回は、プログラミングすることを前提にした場合、ノートとデスクトップのどちらを購入すべきかについて書きました。

3Dゲームの開発をするとか、AIでディープラーニングをする場合は、高性能なGPUが必要になりますが、それ以外だとノートとデスクトップの差はあまりありません。

デスクトップの方が安いので価格重視ならデスクトップ、持ち運びしたいならノートPCという選び方で良いと思います。

3DゲームやAIでディープラーニングに取り組む場合、ノートPCだとラインナップが限られているので、性能を上げるには本体を買い直す必要が生じます。

高性能なノートPCを購入するか、安価なデスクトップPCから初めて段階的に性能をアップするかは、使い方と予算で決めていただければと思います。

今回の記事がパソコン購入の参考になれば幸いです。

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