月額1000円~2000円で映画やドラマが見放題のサブスク動画配信サイト。
平日は通勤時間にスマホでドラマを、休日はQuest2のバーチャル映画館で映画鑑賞しています。
でも、スマホの通信容量制限や、DRMの制限でNetfilxの画素数が荒くなってしまうなど、困ることも多々あります。
これらは全てダウンロードで解決するのですが、ストリーミングのダウンロードは違法なのでしょうか?
今話題のダウンロードアプリCleverGetは大丈夫なのでしょうか?
この記事では、ストリーミングダウンロードの違法性とCleverGetの安全性について検証してみました
ストリーミング動画ダウンロードの違法性について

一般的な著作物は私的使用のための複製については法律で認められてはいるものの、ことデジタルデータに関してはそれが通用しません。
私も法律の専門家ではないので、Google先生やChatGPT、Google Bird、Bing AIを駆使して調べました。私の解釈が間違っているかもしれませんが、分かったことを共有しておきます。
DRMの概要と課題
DRM(Digital Rights Management、デジタル著作権管理)は、コンテンツの制作者や権利者がデジタルコンテンツの利用や配布を制御するための技術的手法やシステムです。主な目的は、不正なコピー、配布、利用を制限し、著作権やライセンスに基づく制約を遵守させることです。これにより、権利者は適切な利用条件のもとでコンテンツを提供し、適正な報酬を得ることが可能となります。
その反面、以下のような課題があります。
課題 | 説明 |
---|---|
利用者の利便性と制約のバランス | 制限が過剰だと利用者の利便性が損なわれ、利用と保護のバランスが難しい |
相互運用性の問題 | 異なるプラットフォームやデバイス間でのDRMの実装が一貫していないと、利用者が制限を受ける可能性がある |
技術的な回避策 | 技術的な制御であるため、攻撃者が脆弱性を突いたり回避策を見つけたりする可能性があり、不正コピーや再配布のリスクがある |
プライバシーの懸念 | DRMの実装において、ユーザーのプライバシーが侵害される可能性があり、不必要な情報収集やトラッキングが懸念される |
長期的なサポートの課題 | DRMは技術に依存しており、技術の進化や古い技術の廃止により、古いDRMシステムがサポートされなくなる可能性があり、将来的なコンテンツのアクセスや利用が制限される可能性がある |
法的・倫理的な課題 | DRMの実装や運用に関して法的な紛争や倫理的な問題が生じる可能性があり、権利者と利用者の権利との間でバランスを取ることが困難な場合がある |
合法性/違法性の線引きと罰則
まずストリーミング動画をダウンロードする行為について、どこまでが違法でどんな罰則があるかを整理しておきましょう。
合法性/違法性について
違法行為 | ✔違法にアップロードされたことを知りながらのダウンロード ✔DRMをはじめとするアクセスガード、コピーガード(技術的保護手段)の解除 ✔技術的保護手段を解除/回避するソフトウェアの配布、販売 ✔著作権物の複製またはリッピング物の無許可販売 |
合法行為 | ✔合法にアップロードされた動画のダウンロード ✔技術的保護手段の解除を伴わない私的使用のための複製 ✔技術的保護手段の解除を伴わないリッピング |
ちなみに、複製は元のデータをそのままコピーする行為、リッピングは元のデータをメディアやフォーマットを変える行為です。簡単に言うと、ファイルをそのままコピーする行為が複製、CDの音楽をMP3に変換する行為がリッピングになります。
罰則について
違法ダウンロードは親告罪であり、告訴されることで処罰の対象となります。ちなみに、2021年の著作権法改正により、これまでは音楽と映像に限定されていたものが、全てのコンテンツ(漫画、ソフトウェア、雑誌、書籍、新聞、その他)も対象になっています。
違法ダウンロードの罰則 | 2年以下の懲役・200万円以下の罰金、その両方 |
DRMなどの技術的保護手段の解除 | 刑事罰は無し |
DRM解除ツールの販売 | DRM解除ツールの販売は刑事罰がある。 |
DRM解除ツールの購入 | DRM解除ツールの購入は限りなくグレーであるが、 2023年10月時点で違法性は無いと思われる |
参考にしたサイト
今回の記事で参考にしたサイトは以下の通りです。
サイト名 | 参考にした記事のタイトルとリンク |
---|---|
Wikiペディア | 違法ダウンロード |
Easy Innovation Zone | 著作権法とリッピングやキャプチャの違法性 |
週刊アスキー | 私的リッピングも違法!? いよいよ改正著作権法が一部施行 |
ベリーベスト法律事務所 | YouTubeの動画をダウンロードしたら違法? 罪になる行為とは |
AviUtilの易しい使い方 | DRMを解除する方法まとめ【デジタル著作権管理】 |
弁護士ドットコム | 電子書籍「コピーガード解除ソフト」で初の逮捕者・・・ソフトを使った人の責任は? |
結論
合法にアップロードされた動画(アマゾンプライム、Netflix、U-Next、他)を許可されていない方法でダウンロードすることは、会員規約に抵触する可能性はありますが、法的には合法です。
ダウンロードした動画のDRMを解除すると違法となりますが、刑事罰はありません。
画面に表示している動画をキャプチャアプリで録画する方法も、DRMを回避する行為に該当するため違法扱いになります。
CleverGetは大丈夫なのか?

結論から申しますと、CleverGetはDRMを解除してしまうアプリです。従って日本国内において、これを使って動画をダウンロードすると違法となりますのでご注意ください。
もちろん、CleverGetだけでなく、StreamFabやKeepStreams、StreamGaGa なども同様です。
これら以外にも画面をキャプチャして録画するアプリも数多く存在しますが、いずれも違法行為になりますのでご注意ください。
ただ、CleverGet をダウンロードアプリとして捉えた場合、非常に使いやすいソフトです。違法にならない使い方(合法にアップロードされ、DRMなどの技術的保護手段の回避が不要な動画)に限定して使うだけでも十分価値があると思います。
CleverGetの概要

CleverGetは、動画配信サイトで配信されている映画やドラマなどの動画を、パソコンにダウンロードするアプリです。Windows(7/8/8.1/10/11)とMacOS(10.15…/14)に対応しています。
特徴として以下のものが挙げられます。
- Netflix、Amazonプライム、Hulu、Disney+など1000以上の動画配信サイトからドラマや映画、音楽、ライブ配信などをダウンロード可能
- 動画を選んでダウンロードボタンを押すだけの超簡単操作
- 2K,4K,8Kの高画質ダウンロードに対応(動画配信サイトが2K,4K,8Kで配信している場合)
- 高速ダウンロードに対応(約2時間の動画が十数分でダウンロード可能)
- 動画配信サイト毎にモジュールの購入が可能(必要なものを欲しい分だけ)
- 2個以上のモジュールを購入する場合、バンドルとして購入するとお得(後ほど詳しく説明)
- 頻繁に割引キャンペーンを実施(後ほど詳しく説明)
より詳しい情報は「CleverGetの公式サイト」と「ABEMA関連記事」に掲載されていますので、併せてご覧下さい。
CleverGet無料版でのお試し
CleverGetの製品版と試用版は全く同じもので、試用版でも全ての機能を無料で体験できます。ただ、試用版では、1つの動画配信サイトにつき最大3個のダウンロードという制限があります。
自分が欲しいと思っている動画が本当にダウンロード可能なのか、使い勝手はどうなのかを検証するには十分かと思います。
CleverGetのダウンロードとインストール方法
まずはCleverGetの公式サイトからインストーラーをダウンロードします。公式サイトに移ったら、OSを選択し、「無料ダウンロード」ボタンを押します。
cleverget_setup.exe というファイルがダウンロードされますので、これを実行します。あとはインストール画面の指示に従って、「インストール」ボタンをクリックして下さい。
しばらくすると下記の画面になります。これでインストールは終了です。
試用版なので、ダウンロード可能本数が3に設定されています。ライセンスを購入された方は、画面下の「登録」をクリックし、送付されたライセンスコードを入力すると、製品版に切り替わります。
次へをクリックすると、使い方の説明を始めるかを聞かれます。説明を見たい方は「スタート」をクリックし、順番に内容をご確認下さい。すぐに使いたい方は、「スキップ」をクリックします。
CleverGetの使い方

CleverGetは、Google Chromeや Microsoft Edgeと同じようなブラウザとして作られていますが、あくまでも動画ダウンロード専用です。
通常のブラウザのようにアドレス欄にキーワードを入力しても検索できませんが、google.co.jp と入力してGoogleのホームページを表示してあげれば、そこでキーワード検索は可能です。
画面の説明
CleverGetを起動すると、下記の画面が表示されます。ダウンロードしたい動画配信サイトのアイコンをクリックするか、直接動画のURLをアドレス欄に入力します。
動画配信サイト(今回はYouTube)を選択すると、その画面に移動します。NetflixやAmazonプライムビデオなど、事前にログインが必要な場合は、この画面から行ってください。
ダウンロード方法
今回はYouTubeを選んだという想定でダウンロード方法を解説していますが、他の動画配信サイトも同じ手順です。
選んだ動画配信サイト(YouTube)に移動すると、いきなり画面右下のアイコンが「動画解析中」の状態になることがありますが、基本は「動画解析の指示待ち」アイコンの状態です。
ダウンロードしたい動画をCleverGet上で表示し、「動画解析の指示待ち」アイコンをクリックして動画の解析を行ってください。

動画の解析が完了すると、ダウンロード可能な解像度の一覧が表示されますので、解像度を選択し、ダウンロードボタンをクリックします。
ダウンロードされた動画ファイルは、Windowsの場合「ビデオ」フォルダに CleverGetというフォルダが作成され、その下に保存されています。
保存先を変更したい場合は設定画面から変更可能です。
たったこれだけの操作でいとも簡単にダウンロードが出来てしまいます。しかも超高速(10倍速くらいの速さ)でダウンロード可能です。初めて使った時は、正直感動しました。
CleverGetの購入はキャンペーンを活用しよう
公式サイトの購入ページから購入が可能です。モジュール単体はお高い印象ですが、まとめて購入すると大幅な割引が適用されます。
例えば、別々の日に1つづつ、合計3個購入すると4万円弱になりますが、一度に3個購入すると約1万5千円で購入できます。
画面から必要なモジュールを選択していくと、画面下に割引後の合計金額が表示され、全部入りのCeleverGet All-In-One 13の購入金額を超えると、画面で知らせてくれるので便利です。
割引キャンペーンも頻繁に行われていますので、CeleverGetを購入する場合はキャンペーン期間に複数モジュールをまとめて購入する方法が最もお得です。
まとめ
今回は、動画配信サイトから動画をダウンロードできる CleverGet について著作権法も交えて紹介しました。
日本国内において、DRMなどの技術的保護手段を解除すること自身が違法となりますので、CleverGetを使って動画配信サイトから動画をダウンロードする行為は違法行為となります。
とはいうものの、CleverGet をダウンロードアプリとして捉えた場合、非常に使いやすいソフトです。違法にならない使い方(合法でDRMが掛かっていない動画のダウンロード)で使っても重宝します。
また、1つ1つのモジュールは高い印象がありますが、キャンペーンを活用し、モジュールを複数まとめて購入すれば、大幅な割引が適用されてお得に購入できます。まずは体験版で使い勝手をお試しください。
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