【DIY初学者】プログラミングを独学するなら自分で使えるツールを作ろう

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プログラミングを独学する際の最も効果的な方法の一つは、自分で使えるツールを作ることです。

市販のソフトウェアにはない、自分だけのニーズを満たすツールを自作することで、学習のモチベーションを高め、実践的なスキルを身に付けることができます。

この記事では、初心者からでも始められるDIYプログラミングの魅力やメリット、そして具体的な始め方について詳しく解説します。あなたも、自分のアイデアを形にする楽しさを体験してみませんか?

目次

DIYプログラミングとは

DIYプログラミングとは、「Do It Yourself」(自分でやる)の精神をプログラミングに応用したものです。自分で使いたいツールやアプリケーションを自分自身で作成することを指します。これは市販のソフトウェアでは満足できない、または特定のニーズに応えるためのツールを自作するという考え方です。

近年、DIYプログラミングは人気が高まっており、多くの人が 自分で使えるツールを作りたい と考えるようになりました。

DIYプログラミングはメリットも多く、初学者にとってはスキルアップの手段として適していますので、これを機に是非取り組んでください。

DIYプログラミングのメリット

  1. スキル向上
    DIYプログラミングを通じて、プログラミングのスキルが自然と向上します。新しい言語やフレームワークを学ぶ機会も増え、問題解決能力も高まります。

  2. 自由な発想での創造
    自分のアイデアを形にできるため、創造性が刺激されます。市販のソフトウェアに依存せず、自分だけのカスタマイズされたツールを作成することで、特定のニーズにピッタリ合ったソリューションを提供できます。

  3. コスト削減
    市販のソフトウェアやツールを購入するコストを節約できます。必要な機能だけを持つツールを自作することで、無駄な支出を抑えることができます。

  4. 問題解決能力の向上
    プロジェクトを進める過程で直面する問題を自力で解決する力が養われます。エラーやバグを自分で修正する経験を積むことで、技術力が高まります。

  5. 自己満足感と達成感
    自分で作ったツールが実際に役立つと、大きな達成感と自己満足感が得られます。この達成感が、さらなる学習意欲と創作意欲をかき立てます。

DIYプログラミングを始めるために必要なもの

  1. コンピュータ
    プログラミングには、開発環境を整えるためにコンピュータが必要です。最近ではスマートフォンやタブレットでもプログラミングが可能な環境が増えていますが、本格的にプログラミングをするならデスクトップPCやノートPCを用意しましょう。
    参考記事:「【失敗しない為に】プログラミングするにはノートとデスクトップのどっちがいい?

  2. プログラミング言語の知識
    プログラミング言語の基礎を学ぶことが重要です。C#、Python、JavaScriptなど、プロジェクトに適した言語を選びましょう。初心者には比較的学びやすいPythonが人気です。

  3. 開発環境
    IDE(統合開発環境)やエディタが必要です。例えば、C#にはVisual Studio、PythonにはPyCharmやVisual Studio Codeなどが人気です。これらのツールを使うことで、コードの記述、デバッグ、テストの効率が格段に上がります。

  4. インターネット接続
    プログラミングのリソースやドキュメントを調べるためには、インターネット接続が必要です。オンラインのチュートリアルやフォーラム、ドキュメントを活用することで、理解が深まり学習がスムーズに進みます。

  5. 参考資料やチュートリアル
    初心者向けの書籍やオンラインコースを利用して基礎を学びましょう。YouTubeやUdemy、Courseraなどのプラットフォームには、多くの無料・有料のチュートリアルがあります。

  6. 実際のプロジェクト
    実際に使えるツールやアプリケーションをテーマとして選び、学んだ知識を実践に生かしましょう。小さなプロジェクトから始めて、徐々に難易度を上げていくことが理想的です。

DIYプログラミングの心得

  1. 完璧を求めない
    プログラミングは、英語の学習と似ています。100%の知識がないと使えないわけではありません。最初は片言でも、どんどん日常で使っていくうちに、様々なフレーズが自然に身に付き、やがて流暢に話せるようになります。プログラミングも同様で、最初は簡単なプログラムから始めて、徐々に機能を追加していけば良いのです。

  2. 小さな成功体験を重ねる
    初めてプログラムを作成する際には、手作業の一部をプログラムで効率化することから始めましょう。例えば、データの整理や簡単な計算を自動化するだけでも、大きな達成感が得られます。これにより、楽しみながら継続的にプログラミングを学ぶことができます。

  3. 明確な目標を持つ
    いざ自分が欲しいプログラムを作ろうと思っても、最初はどう作れば良いか分からないかもしれません。しかし、作りたいものがハッキリしていると、それを作るために何を知る必要があるのか、何を調べないといけないのかが明確になります。明確な目標を持つことが学習の指針となります。

  4. 問題解決のアプローチを身に付ける
    分からないことが出てきたら、それをリストアップして、一つ一つ解決していきましょう。全てを一度に覚えるのではなく、必要な知識をその都度学び、少しずつプログラムを仕上げていくことが大切です。このプロセスを通じて、問題解決能力が自然と身に付きます。

  5. 継続することの重要性
    プログラミングは一朝一夕で身に付くものではありません。継続して取り組むことで、スキルが徐々に向上します。毎日少しずつでもプログラミングに触れる時間を持つことで、無理なくスキルを習得することができます。

本ブログが推奨するDIY環境

本ブログでは、Windows10/11上で動作するデスクトップアプリを、C#またはPythonで自作することを前提としています。参考までに、本ブログの記事で紹介しているプログラムの開発/実行環境を紹介しておきます。

OSWindows10/11
プログラミング言語C#.NET、Python、SQL
種類デスクトップアプリ(但し、一部はコンソールアプリ)
開発ツールC#.NET:Visual Studio 2022 Community
Python :Visual Studio Code

Windows10/11 で動作するプログラムを作ろう

Windows10/11 は 世界中の企業、個人のどちらにおいても圧倒的なシェアであることが選定理由です。シェアが多いということは、自作したプログラムの活用場所も広く、また情報も豊富です。

何か問題が発生した時の解決策が見つけやすく、また誰かに助けてもらいやすいことは、DIYプログラミングにとって大きなメリットです。

また、Windows10/11 のPCは種類も豊富で価格帯も幅広く、中古市場も充実していることから、自分の用途に応じて買い替えや拡張がしやすいこともポイントです。

デスクトップアプリを作るなら C#.NETがお勧め

DIYプログラミングの醍醐味は、自分に役立つプログラムを自作することです。みなさんは少なからずフリーソフトを使った経験があると思いますが、まさにこれが目指すことろです。

フリーソフトは圧倒的にデスクトップアプリが多いですが、これはWindows上の様々なデバイスにアクセスできることと、マウスとキーボードによる操作性の良さがメリットだからです。

そして、Windows 10/11 でデスクトップアプリ作成といえば、やはり一番多く使われている C#.NET がベストです。

DIYプログラミングとしてC#に興味を持った方は、「【DIYプログラミング】!WindowsデスクトップアプリでC#を学ぶ」の記事をご一読ください。より具体的なイメージがつかめると思います。

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便利なコマンドを作りたいならPythonがお勧め

しかし、C#.NETといえども万能ではありません。C#の文法もそうですが、開発ツールの使い方も含め、機能が豊富であるがゆえ、最初の学習コストは少々高めです。

もし画面操作は二の次で、決められた手順に従って処理を実行したい場合や、他のWindowsのコマンドと連携させたい場合は、Pythonがお勧めです。

Pythonは直感的で分かりやすく、特に初心者にとっては始めやすい言語です。さすがに画面系はC#.NET には及びませんが、簡単な画面ならPythonでも十分作成できますし、逆に機械学習などAI関連のプログラムはC#.NETよりPython の方が遥かに優れています。

DIYプログラミングでPythonをやってみようと思われた方は、「【DIYプログラミング】!Windows用ツール作成でPythonを学ぶ」の記事に具体的な内容を記載していますので、是非ご一読ください。

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C#とPythonのどちらを選ぶか

C#.NETとPythonはどちらも優れていますが、用途によって得意不得意があるため、何を作りたいかを決めて、どちらの言語を選択するか判断してください。

DIYプログラミングで C# と Python のどちらを選ぶかを決めるための比較表を以下に示します。

項目C#Python
学習曲線やや急 (特に初心者には)緩やか (初心者に優しい)
パフォーマンス高速 (特にコンパイル済みで実行速度が速い)遅い (インタプリタ言語であるため)
使い方デスクトップアプリ、ゲーム開発、企業システムWeb開発、データサイエンス、機械学習、スクリプト
エコシステムMicrosoft .NET、Visual Studio広範なライブラリとフレームワーク(Django、NumPy など)
サポート強力なMicrosoftのサポート、企業での採用が多いオープンソースコミュニティ、幅広いドキュメント
マルチプラットフォーム.NET Core によりクロスプラットフォーム対応クロスプラットフォーム対応
人気と採用率高い(企業向け、特にWindows環境で人気)非常に高い(教育、研究、スタートアップなど幅広く人気)
エラー処理型安全、コンパイル時に多くのエラーが検出可能実行時にエラーが発生しやすい
開発スピードやや遅い (型指定やコンパイルが必要なため)高速 (インタプリタ言語で、コーディングが簡単)
拡張性高い(特に大規模システムに適している)高い(様々な用途に使用できる)
ビルドとデプロイビルド手順が必要容易にデプロイ可能
コミュニティ強力な企業コミュニティ広範で活発なオープンソースコミュニティ

それぞれの言語には強みと弱みがあるため、あなたの目的や用途に最も適した言語を選択しましょう。

まとめ

DIYプログラミングとは、自分自身のニーズに合ったツールやアプリケーションを自作することです。
プログラミングの独学において、自分が使えるツールを自作することは、非常に有効な学習方法です。
この記事では、DIYプログラミングのメリット、必要なも、心得について紹介しました。

DIYプログラミングのメリット

  • スキル向上
  • 自由な創造
  • コスト削減
  • 問題解決能力
  • 達成感

DIYプログラミングに必要なもの

  • コンピュータ
  • プログラミング言語の知識
  • 開発環境
  • インターネット接続
  • 参考資料やチュートリアル
  • 実際のプロジェクト

DIYプログラミングの心得

  • 完璧を求めない
  • 小さな成功体験を重ねる
  • 明確な目標を持つ
  • 問題解決のアプローチを身に付ける
  • 継続することの重要性

この記事を読んでDIYプログラミングに興味を持たれた方は、是非本ブログを活用して、DIYプログラミングを楽しんでください。

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