【ノートPC選び】INTEL i3-N305 の性能は?

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Intel i3-N305 は 2023年6月以降に発売されたノートPCに使われているCPUです。

2024年2月時点において、Amazonで販売されている10万円前後のノートPC、5万円前後の超小型PC(UMPC)で採用されています。

この Intel i3-N305 搭載PCの性能が気になる方は、是非ご一読下さい。

目次

Intel i3-N305とは

Intel i3-N305は2023年の1月に発売されたモバイル向けの省電力CPUです。アーキティクチャとしては N100, N200, N95と同じく、高効率のEコアのみで構成されていますが、コア数が2倍の8コアにまで引き上げられています。

内蔵グラフィックは「Intel UHD Graphics G1 (Ice Lake 32 EU)」が採用されており、姉妹品のN100のグラフィックと比べて少しだけ性能が向上しています。

N100と比べて大きく異なるのが消費電力であり、N100のTDPが6Wに対して2.5倍の15Wほどあります。これはN95と同じなのですが、コア数が2倍になっていることを考えると納得できます。

Intel i3-N305 の基本スペックは次の通りです。

CPUコア数:8  スレッド数:8
基本クロック2.0GHz~3.4GHz
グラフィックIntel UHD Graphics G1 (Ice Lake 32 EU)
TDP15W

Intel i3-N305 は Core-i5 第11世代と同程度

ベンチマークテストで計測したスコアで比較した場合、INTEL i3-N305 の性能はモバイル版 第11世代Core-i5、もしくは低電力版 第11世代の Core-i7 に相当する実力を持っています。

一方グラフィック性能は N200 には若干劣り、10世代 Core-i シリーズと同等の性能を持っています。
一般的な事務用途では全く問題ありませんが、グラフィック性能が必要な用途にはあまり向いていません。

一般的な事務作業はもとより、ネットサーフィンや動画閲覧などの用途であれば、余裕で活躍してくれます。

  • ワード、エクセル、パワーポイントなどの文書作成
  • メールの送受信
  • ウェブサイトの閲覧
  • 人事や会計ソフトなどの事務処理アプリの利用
  • PythonやRuby,PHP、C#やJavaなどのプログラミングの学習
  • 趣味や仕事で使うちょっとしたプログラムの開発
  • Zoomによるテレビ会議

以下の作業についても、趣味の範囲内での用途であれば十分に使えます。

  • 十数分程度のフルハイビジョン画質の簡単な動画編集(カット、結合など)
  • デジタル一眼レフカメラで撮影した生データの現像
  • フォトレタッチ

但し、PCの性能はCPUだけではなく、内蔵メモリの容量や内蔵ストレージの速度に大きく左右されます。CPUの性能最大限に引き出すためにも、メモリやストレージ容量については購入時にご確認下さい。

このCPUが搭載されているノートPCの傾向

2024年2月において、 Amazonでは Intel i3-N305 を搭載したノートPCは1台、超小型PC(UMPC)は4台ほど見つかりました。また、価格.com においては、HPの製品が1つだけ見つかりました。

補足 項目スペック
画面サイズ15.6インチFHD(1920×1080)
メモリ/SSD8GB/256GB SSD
OSWindows11
重量1.7Kg
価格8万円前後
補足 項目スペック
画面サイズ14インチFHD(1920×1080)
メモリ/SSD8GB / 256GB SSD
OS ‎Windows11
重量1.37kg
価格10万円前後
補足 項目スペック
画面サイズ——————————–
メモリ/SSD16GB / 500GB SSD
OSWindows 11 Pro
重量770g
価格4万円台

現時点では、ノートPCよりも超小型PC(UMPC)にIntel i3-N305が数多く採用されているようです。

Intel I-N305 搭載機種は価格が高めに設定されているため、コストパフォーマンスに疑問は残ります。
というのも、10万円もの予算があれば、Intel I-N305の更に2倍の処理性能を持つIntel 13世代Core-i5 や AMD Ryzen 7 7735U 搭載機種が普通に購入できるからです。

逆にIntel I-N305と同程度のCPU性能で良ければ、第12世代 インテル Core i3 1215UやAMD Ryzen 3 7330などの搭載機種が6万円前後で購入できます。

Intel i3-N305が優れている点は消費電力しな無いため、外出先での利用を最大限にしたい方以外は、あまりお勧めできないでしょう。

ベンチマークで性能を比較

下記の表は、Intel i3-N305 のベンチーマーク性能(CPU:PassMark、GPU:FireStrike) を、モバイル版 Core-i5の世代別と比較したものになります。尚、参考までに 姉妹品であるN100、N200と、PassMarkが近い第10世代Core-i7も比較対象としました。

CPU名称PassMarkGPUFireStrikeコア数スレッド数TDP定格クロック最大クロック
Core i5 1335U16677Intel® Iris® Xe Graphics eligible4333101215W1.3GHz4.6GHz
Core i5 1230U13566Intel Iris Xe Graphics3875101215W2.3GHz4.4GHz
Core i5 1145G710625Intel Iris Xe Graphics47394815W2.6GHz4.4GHz
Core i7 1160G710162Intel Iris Xe Graphics4739489W2.1GHz4.4GHz
Core i3-N30510076Intel UHD Graphics G1 (Ice Lake 32 EU)14688815W3.8GHz
Core i5 9400T8407Intel UHD Graphics 63011396625W1.8GHz3.4GHz
Core i5 1035G17450Intel Iris Plus Graphics14284815W1.2GHz3.7GHz
Core i5 8350U6507Intel UHD Graphics 6209904815W1.7GHz3.6GHz
INTEL N2005669Intel UHD Graphics Xe 750 32EUs2110446W1.80GHz3.7GHz
INTEL N1005640Intel UHD Graphics Xe 24EUs1106446W1.80 GHz3.20 GHz

Intel i3-N305 は 第11世代 Core-i5、あるいは 第10世代 Core-i7 と同等の性能を有しており、エクセルやワードなどのオフィス製品の他、ネットサーフィン、YouTube、U-Next、NetFlixなどの動画鑑賞、Web会議の他、趣味の範囲での動画編集やRAW現像など、幅広く利用できます。

内蔵グラフィックの性能はあまり高いとは言えないため、軽い3Dゲーム程度なら遊べるかもしれませんが、ここは事務作業用と割り切っった方が良さそうです。

まとめ

今回は Intel i3-N305 の性能について、ネットで公表されているベンチーマークをもとに Core-i5の世代と比較し、どの世代に相当するかを検証してみました。

価格COMやAmazonで流通している、おおむね10万円程度のノートPCや6万円前後の超小型PC(UMPC)に搭載されています。

メインPCとして十分使える性能ではあるものの、価格が高いためコストパフォーマンスは良いとは言えません。

Intel i3-N305 と同程度のノートPCなら6万円前後で購入できますし、10万円の予算があるならもっと高性能なノートPCが購入できます。

外出先で長時間使いたいという方以外はあまりお勧めできない製品です。

この記事が、皆さんのPC購入の参考になれば幸いです。

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