ChatGPT(チャットGPT)の使い方についてリクエストがあったので、どのような使い方があるかをまとめてみました。
ChatGPTは面白そうだけど、具体的な使い方がピンとこないと言いう方は、是非この記事をご一読ください。
きっと新し発見があると思います。
なお、これから始める方にとっては、以下の記事も参考になると思いますので、あわせてご覧下さい。
【解決】チャットGPT(ChatGPT)は日本語で使えるの? |
【スクショで解説】チャットGPT(Chat GPT)のアカウント作成~ログイン&使い方の解説 |
【早分かり】チャットGPT (Chat GPT)とは?これはシンギュラリティの序章かも? |
利用する上での注意点

ChatGPTを利用する上での注意点を最初にまとめておきます。
制限事項
ChatGPTには以下の制限事項があります。
- 長い文章は入力できない
- 長い文章の回答はできない
- 知識が2021年9月まで
長い文章を入力するとエラーになる
長い文章を入力するとエラーになることです。おおよそ日本語で2000文字程度を目安に入力し、エラーになった場合は質問を分けて入力してください。
特に長文を要約する場合はこの制限に掛かることになりますので、注意が必要です。
ChatGPTが返す回答も長さに制限がある
ChatGPTが返す回答も長さに制限があり、途中で回答が切られることがあります。
この場合、「続き」と入力すると続きを書いてはくれますが、中途半端なところから続くことがおおいため、一部の回答が欠落することが多々あります。
また、そもそも自動生成で長文を返すことはあまりなく、例えば「〇〇〇をテーマにして4000文字で論文を作成して」とお願いしても、数百文字程度しか生成してくれないことが多いです。
知識は2021年9月まで
ChatGPTは2021年9月時点のウェブ上に存在するテキストを学習しています。従って、それ以降の話題、トレンドは回答できないか、ChatGPTが創作した回答が返されます。
注意事項
返ってくる答えは、100%正しいわけではありません。
ただ、いかにもまことしやかに回答してくるので、こちらが信じてしまうこともよくあります。
ChatGPTを使うときは、回答が間違っている可能性があることを念頭にしてください。
不得意なこと
ChatGPTは文書生成のために作られていますので、計算が苦手です。
複雑な計算式での計算は当然無理ですが、たとえば入力したテキストの文字数を数えさせたり、金額の単位を換算させるようなケースでも、よく間違った回答をします。
先日も100億ドルは日本円でいくらか聞いたら、実際は1.3兆(2023年2月)ですが、10兆円と返してきました。
「ああああ・・・」という具合に「あ」を1980文字入力して数えてもらったら、300個の回答が返ってきました。
主な用途

では、ここからはChatGPTの主な用途について説明していきます。
質問応答
ChatGPTに質問を投げることで、回答を返してくれます。
質問はありとあらゆるジャンルが可能で、質問を繰り返すことで更に詳しい回答を得ることが出来ます。
専門用語もよく登場するので「もっと簡単に」とか「小学生でも分かるレベルで」と注文すると、その通り嚙み砕いて返してくれます。
ただ、「最近流行っている本は何ですか?」や「今の総理大臣は」といった2021年9月以降の話題に対しては正しい答えは返ってきません。
会話
ChatGPTに話しかけることで、会話をすることができます。例えば、「おはよう」と入力すると、ChatGPTが「おはようございます」と返してくれますし、「大丈夫?」と聞くと「元気です」と答えてくれたりもします。
あくまでも人工知能が学習した結果をもとに返事をしているだけなので、そこに感情は存在しませんが、少なからず感情があるように感じてしまうことも多々あります。

翻訳
ChatGPTは翻訳にも利用することができます。英文を貼り付けると日本語で翻訳し得くれますし、その逆も当然可能です。
主要言語として、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、中国語、日本語、韓国語があります。これ以外の言語も翻訳は出来るようですが、精度が落ちるようです。

文書要約
例えば「以下の文章を要約して」と入力した後で、アマゾンの口コミや、長文の記事、ニュースなどを貼り付けると、文章を要約してくれます。
ここのすごいところは、単純に重複する文章を省いたり、重要な文章を抜き出すのではなく、あたかも全ての文章を読み込んだ上で感想を述べるかのような要約をしてくれる点です。

ChatGPTには入力制限があるため、長文をそのまま要約することが出来ません。
文書の自動生成(タイトル、目次、本文)
自動生成してほしい内容やテーマを入力した後に、「文書を生成して」と入力すると、あたかも人間が書いたような文章を自動生成してくれます。
「〇〇〇に関して、ブログで集客が見込めるタイトルを5つ考えて」と入力すると、その意図を組んだタイトルが5個リストアップされますし、「〇〇〇の記事を書く場合、アクセス数が見込める目次をリストアップして」と入力すると、それらしい目次の一覧を表示してくれます。

文書校正
文章の誤字、脱字をチェックしてもらうことも可能です。短い文章ですが、綺麗に校正してくれました。実際はもっと長い文章でも校正してくれます。

問題の作成
ChatGPTに問題を作ってもらうことが可能です、例えば、「日本史の歴史上有名な人物を教えてください」と入力すると、ChatGPTが以下の問題を作ってくれました。

次のような虫食い問題も作ることが出来ます。

セールストーク
セールストークの自動生成を行うことができます。例えば、ある製品やサービスに関する情報を入力すると、ChatGPTがそれに基づいてセールストークを自動生成してくれます。

気に入らなければ「他にない?」とか「もう一度」とか入力してみましょう。

ストーリー生成
ChatGPTに与えたキーワードや文章から文章を自動生成してくれます。例えば、「空飛ぶ子羊を描いた小説を書いてください」と入力すると、そのテーマに沿った短い文章を自動生成してくれます。
ちなみに、「空飛ぶ子羊」は今適当に思いついたのですが、ChatGPTは以下の様に自動生成してくれました。

しかし、ChatGPTもよくここまで思いつくもんです。
ちなみに、同じ「空飛ぶ子羊」で小説を書かせても、毎回違うストーリになります。つまり、表示されるストーリーは、その時だけの内容で、おそらく2度と表示されません。
なんとなく、ライトノベル小説とかのヒントになりそうですね。当然、テーマを伝えれば、キャラクター設定やプロットも生成してくれます。
手紙/メール文書生成
手紙やメールの返信を生成することが出来ます。例えば、お中元にメロンをもらったので、そのお礼文を書きたい場合とかに利用できます。

歌詞の生成
ChatGPTを使って、詩や歌詞の自動生成を行うことができます。例えば、あるキーワードやイメージを入力すると、ChatGPTがそれに合った詩や歌詞を自動生成してくれます。

ファッションの提案
ファッションの提案を行うことができます。例えば、あるシチュエーションやイメージを入力すると、ChatGPTがそれに合ったファッションを提案してくれます。

ルート案内
行先のルート案内もしてくれます。

勿論、電車のルート案内も可能です。決まった時刻に行くのであればWebアプリ「行先案内」の方が時刻表が使えるので便利ですが、例えば諸般の事情で電車が途中で止まった時なんかに、迂回ルートを探す場合は役立ちそうです。

プログラミング
プログラミング言語と仕様を伝えることでプログラム作成してくれます。複雑な仕様であってもそれなりに作ってくれますが、そのままでは動作しないケースがほとんどです。
簡単なプログラム程度に留めておくのが無難です。ちなみに、関数の使い方を聞くと、サンプル付きで教えてくれます。

簡易的な画面デザイン
簡単な画面デザインを作ってもらう事も可能です。テキストを使ってレイアウトは作れますが、画像は生成できないので、これ以上のことは出来ません。

まとめ
今回はChatGPTの使い方について、その注意点と、具体的な使い方(用途)について、ChatGPTの回答のスクリーンショットを交えて紹介しました。
いろんな質問い回答はしてくれますが、それが100%正しいとは限らないことは、頭の片隅においておきましょう。
これ以外にもいろいろ使い方はあると思いますので、気が付いたらこの記事に追記していこうと思います。
皆さんもいろいろな使い方を試し見てください。