【ノートPC選び】AMD Ryzen 7 3750H の性能は?

PCパーツ
この記事は約6分で読めます。

AMD Ryzen 7 3750H は 2019年1月に登場したモバイル用CPUで、2020年に発売されたノートPCに採用されています。

AMD Ryzen 7 3750H 搭載ノートPCは、2022年1月現在において、NECと富士通から10万円を超える価格帯で販売されていますが、果たしてその価格に見合う性能があるのか気になるところです。

このCPUを搭載するノートPCを検討されている方は、是非この記事をご一読下さい。

AMD Ryzen 7 3750H とは

Ryzen 7 3750H は2019年の1月に発売されたCPUです。

AMDのCPUアーキティクチャである「ZEN」の第2世代目に当たり、当時のCore-i7(第9世代)に対抗した製品となっています。

第9世代のモバイルCPUは処理速度重視であるためTDPが 45W と高めに設定されているのに対し、Ryzen 7 3750Hは 35W に抑えられており、その分性能が3割程度低くなっています。

CPUのプロセスルールは第10世代のCore-i シリーズと同様の 12nm が採用されており、グラフィック機能は Radeon RX Vega 10 Graphics が採用されています。

Ryzen 7 3750H の基本スペックは次の通りです。

CPUコア数:4  スレッド数:8
基本クロック 標準:2.3GHz 最大: 4.0GHz
グラフィック Radeon RX Vega 10 Graphics
TDP35W

Ryzen 7 3750H は 第10世代の Core-i7 に少し劣る程度

ベンチマークテストで計測したCPUとGPUのスコアを比較すると、Ryzen 7 3750H の 性能は計算能力、グラフィック能力ともに第10世代のCore-i7 より少し劣る程度です。

CPU性能は非常に高い為、一般的な事務作業はもとより、動画編集など重い作業もこなすことが出来ます。

  • ワード、エクセル、パワーポイントなどの文書作成
  • メールの送受信
  • ウェブサイトの閲覧
  • 人事や会計ソフトなどの事務処理アプリの利用程度
  • PythonやRuby,PHP、C#やJavaなどのプログラミングの学習
  • 趣味や仕事で使うちょっとしたプログラムの開発Zoomによるテレビ会議
  • 十数分程度のフルハイビジョン画質の簡単な動画編集(カット、結合など)
  • デジタル一眼レフカメラで撮影した生データの現像
  • フォトレタッチ

このCPUが搭載されているノートPCの傾向

2022年1月現在において、 Ryzen 7 3750H が搭載されているノートPCは2台のみでした。

これらのデータを集計すると次の様な結果になります。

補足 項目 スペック 補足
画面サイズ15.6インチ
解像度FWXGA(1366×768)~FullHD(1920×1080)NEC:FullHD、富士通:FWXGA
重量1.9kg~2.0kg NEC:1.9Kg、富士通:2.0Kg
メモリ8GB
ストレージSSD240GB~SSD512GB NEC:512GB、富士通:256GB
DVDドライブ搭載無し、又はDVD±R/±RW/RAM/±RDL 富士通の製品に内蔵ドライブ有り
OfficeMicrosoft Office Home&Bussines 2019
駆動時間7.5時間~10.8時間NEC:7.5H、富士通:10.8H
価格12万円台~15.6万円台平均価格は14.3万円
NEC:15.6万円、富士通:12万円

上記のことから Ryzen 7 3750H は、オフィスや自宅でオールマイティな用途として使用し、たまに会議室やリビングなどに移動して使うといった用途を想定しているようです。

価格が少々高いですが、オフィス製品が付属していこともを考えると、悪くはないノートPCです。

ただ、富士通の製品の画面解像度が FWXGA(1366×768) と少し低めなので、外付け液晶モニタを使って作業をすることが前提ならこちらでも構いませんが、そうでないならNECのノートPCを選んだ方が安心です。

ベンチマークで性能を比較

結論を先に描きましたが、ここからはその理由を簡単に説明しておきます。

下記一覧は、 Ryzen 7 3750H のベンチーマーク性能(CPU:PassMakr、GPU:FireStrike) を、Core-i3の世代別性能と比較したものになります。

世代名称Pass
Mark
GPUFire
Strike
コア数 スレッド数 TDP 定格
クロック
最大
クロック
11
Core i7 1185G711500Intel Iris Xe Graphics47394815W3.0GHz4.8GHz

Ryzen 5 4500U11120Radeon Graphics
(4000番台)
 38656615W2.3GHz4.0GHz
11
Core i5 1135G79989Intel Iris Xe Graphics47394815W2.4GHz4.2GHz
10
Core i7 1065G79062Intel Iris Plus Graphics27464815W1.3GHz3.9GHz

Ryzen 7 3750H8492Radeon RX Vega 10 Graphics22304835W2.3GHz4.0GHz
10
Core i5 1035G48368Intel Iris Plus Graphics27464815W1.1GHz3.7GHz

Ryzen 5 3550H8111Radeon Vega 8 Graphics20944835W2.1GHz3.7GHz
8
Core i7 8565U6694Intel UHD Graphics 6209904815W1.8GHz4.6GHz
1

Ryzen 7 2700U6364Radeon RX Vega 10 Graphics22304815W2.2GHz3.8GHz

Ryzen 7 3750H は2019年に発売された比較的新しいCPUで Core-i7 の対抗製品として登場しました。

10世代目のCore-i7 と同等の性能を持っているので、少々重い作業であっても問題なく熟すことが出来ます。

このCPUに搭載されている 「Radeon RX Vega 10 Graphics 」は、当時のCore-i7の2.5倍の性能を誇っており、約10年前のゲーミング・ノートPCのグラフィック性能と同程度です。

それほど重くない3Dゲームであれば、解像度を低くすることでそれなりに遊べそうです。

まとめ

今回は Ryzen 7 3750H の性能について、ネットで公表されているベンチーマークをもとに、Core-i7やRyzenの他のシリーズと比較してみました。

このCPUを搭載したノートPCは2製品しか発売されておらず、いずれも2Kgといった重量級の製品です。

しかし、メモリ、ストレージとも普通に使うには十分な容量を持っていることと、CPU性能が高いことから、会社又は家庭で文書作成や動画参照などの軽作業から、2K動画の編集や写真の現像処理、レタッチなどある程度重い作業まで幅広く活用したい方にはお勧めです。

あとは、このCPUを搭載したノートPCがどれくらい安く入手できるかです。

さすがに8万~10万あれば、第3世代のRyzen 5 搭載ノートが購入できますので、このCPUを搭載したノートPCが7万円を切るのであれば、真剣に検討しても良いのではないかと思います。

この記事が、皆さんのPC購入の参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました