ファイル文字コード変換ツールを自作しよう(第4回・レイアウト完成編)

プログラミング入門
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今回は前回作成したユーザーコントロールをMainFormに張り付けて、レイアウトを完成させましょう。

ユーザーコントロールを張り付けよう

作成したユーザーコントロールは左端のツールボックスに表示されますので、通常のコントロールと同様、ドラッグ&ドロップで張り付けてください。

もし表示されない場合、Visual Studio 上部のメニューから「ビルド」→「リビルド」を選択するか、「開始」ボタンをクリックする事でビルドが実行され、表示されるようになります。

ちなみに、ユーザーコントロールは他のフォームやユーザーコントロールに張り付けて使うものであるため、自分自身が選択されているとツールボックスに表示されません。

Anchorを設定しよう

ユーザーコントロールを MainForm に張り付けた後は、MainFormのサイズが変更されてもユーザーコントロールのサイズが適切に調整されるよう、Anchorプロパティを設定しましょう。

下記の動画はAnchorを設定する前と設定後の動き(MainFormのサイズ変更と共にユーザーコントロールのサイズが調整される様子)をキャプチャしたものです。

この様な動作をさせるには、ユーザーコントロールそれぞれのAnchorプロパティに Top,Left,Right をセットする必要があります。

SaveModeを設定しよう

今回作ったユーザーコントロールでは、ファイル参照用とファイル保存用のダイアログを使い分けるためにSaveModeというプロパティを作りました。

SaveModeに true を設定するとファイル保存用ダイアログが、false を設定するとファイル参照用ダイアログが開くようになっています。

また、初期値にfalse を設定していました。

MainFormには、このユーザーコントロールを2個張り付けていて、1つは変換元ファイルの選択、1つは変換後ファイルの選択として使いますので、SaveModeを適切に設定する必要があります。

コンストラクタに以下の記述をしても良いのですが、今回はレイアウトエディタのプロパティから設定したいと思います。

Anchorプロパティの設定と同様、ユーザーコントロールをクリックしてプロパティを表示したら、「その他」に表示されている「SaveMode」に対して、下記の様に設定して下さい。

動作確認をしよう

以上でレイアウトは完成です。

実際に期待通りの動作をしてくれるかを、Visual Studioの開始をクリックして、実行してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は自作のユーザーコントロールをMainFormに張り付けて、レイアウトを完成させました。

次回は実際のソースコードを解説したいと思います。

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