趣味と実用を兼ねたDIYプログラミング。
これから始めようとされている方、或いは「既に持っているけど、買い替えの必要ある?」という疑問をお持ちの方に、今回はどんなパソコンが適しているかについて、解説したいと思います。
速度を我慢すれば、低スペックのパソコンでも可能
このサイトではVisual Stduio を使う事を前提にしていますので、これが動作する環境が最低限のスペックです。
Visual Studio のサイトに記載されている内容を表にしてみました。
項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
OS | Windows 10 | ー |
CPU | 1.8GHz以上のプロセッサ | クアッドコア以上 |
メモリ | 2GBのRAM | 8GB のRAM |
ストレージ (HDD、SSD) | 800MBの空き容量 | 50GB の空き容量 |
解像度 | 720×1280 | 768×1366以上 |
この手の資料は、だいたいクロック数の目安は書いていますが、ちょっと抽象的すぎてピンときませんね。
正直言って、CPUのスペックはクロック数やコア数だけではなく、発売年度(世代)やシリーズによって全然違ってきますので一概に言えませんが、 少し古めの低価格ノートが最低条件になりそうです。
ただ、最低スペックだと動くというだけで、常にイライラすることになりかねませんが・・・
個人的にはCPUスコア3000以上、メモリ4GB以上を推奨
個人的見解としては、下記を推奨します。
CPUスコアとは、価格COMのパソコン商品一覧に記載されている、CPUの性能指標の値です。
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows 10 |
CPU | Intel Core-i3 以上(CPUスコア 3000程度) |
メモリ | 4GB のRAM |
ストレージ (HH,SSD) | 100GB の空き容量(SSD) |
解像度 | 1920×1080(20インチ以上の液晶) |
このスペックならアマゾンで売られている中古パソコンなら、1万円程度でも購入できます。
但し、安い中古パソコンだと4GBのメモリを搭載していない場合もあるので、別途買い足す必要はあります。
それから、画面が小さいとプログラムがやりづらいので、画面サイズ(インチ数)は意識しておいた方がよいと思います。
コストパフォーマンスを考えるならデスクトップがおすすめ
一般的に、同じ値段を出すならノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が高性能です。
これは、CPUの消費電力に関係があります。
ノートパソコンの場合、バッテリー駆動が前提となるため、処理性能を押さえ電力効率を高めています。
また、小型サイズに部品を詰め込む必要があるため、製品ごとに基盤(マザーボード)が設計されています。
逆にデスクトップパソコンの場合、それほど消費電力を抑える必要が無いことと、マザーボードのサイズが規格化されていることもあり、ノートパソコンほどお金が掛かりません。
もちろん、どこでもプログラミングしたいというのであれば話は別ですが、そうでないならデスクトップパソコンの方がコストパフォーマンスに優れています。
メーカー製よりショップブランドの方がお得
NEC、SONY、富士通、HP、DELLなど、様々なパソコンメーカーがありますが、もしデザインを重視されないのであれば、ショップブランドの方がコストパフォーマンスが高いです。
ショップブランドをご存知ない方の為に簡単に説明しておきますと、パソコンのパーツを単体販売しているパソコン専門店が、市販パーツを組み合わせて自社ブランドとして販売しているパソコンの事です。
パソコンのパーツは規格化されているので、このような事ができるのです。
BTO( Build To Order) という言葉を耳にするかもしれませんが、これは購入者がある程度の範囲内で、パーツを自由に選んで、お店に作ってもらうパソコンです。
自分でパーツを選んで組み上げると、保証はパーツ毎の保証期間が適用されるのですが、BTOだと1年あるいは長期保証(有料)も選択可能になります。
また、メーカー製の場合は自分が不要と思ったパーツを外して価格を下げる事は出来ませんが、BTOだとそれがある程度出来るので、値段を抑えることが可能です。
デメリットはサポートの充実度がメーカー製より低いという事が言えます。
サポートセンターはありますが、なにしろパーツの選択肢が広いので、問題の切り分けが電話では難しいです。
メーカー製はサポートセンターが繋がりにくいという問題はありますが、製品構成が決まっていますので、問題の切り分けが比較的容易です。
もっとも、近くにパソコンショップがある場合は、持ち込めばチェックしてくれますので、その点はメーカー製より優れているかもしれません。
もう1つ重要な点は、メーカー製は色々な他社ソフトが既にインストールされているケースが多く、使わないアプリのアイコンがごちゃごちゃして、うっとうしく感じる場合があります。
ショップブランドのパソコンだと、ウィルス対策ソフトやオフィスくらいしかインストールされていないので、すっきりしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 低スペックのパソコンでも速度を我慢すれば使える
- CPUスコア3000以上、4GB以上のパソコンを推奨
- コストパフォーマンスならデスクトップパソコンがおすすめ
- メーカー製よりショップブランドパソコンの方がお得
ということでした。
あと、大きな液晶モニタが有る方が見やすいです。
これから購入される方は、この記事を参考にパソコンをお選びいただければと思います。
尚、今回ご紹介したスペックは、出来るだけパソコンに予算を掛けずに、ちょっとしたプログラムを楽しもうという方向けです。
もし、ある程度の予算があって、本格的にプログラムについて勉強しようと考えているなら、是非こちらの記事もご一読下さい。