2030年にはIT技術者が最大80万人弱不足するとかで、 対策の一環として2020年4月から小学校で必須になりました。
その影響を受けてか、プログラミングスキルを身に付けて副業で稼ごうだとか、 畑違いの仕事からプログラマーへの転職だとか、 中高年・シニア向けのプログラミング教室が登場したりとか、最近プログラミングが注目されてきました。
あなたも、このサイトに訪問された理由は、きっと 好奇心旺盛で、新しいことへの挑戦がしたくて、「プログラミングでもやってみようかな」と思われたんではないでしょうか。
プログラミングの独学は無論可能ですが、挫折する人が大勢いることも事実です。
この記事では、挫折しないためにはどうしたらよいのか、どんな教材を使って学んだら良いのかについて解説したいと思います。
プログラミングに挫折するのは、目的がプログラミング学習だから
唐突ですが、筋トレは好きでしょうか?
好きな方は別として、もし目的も無く筋トレを始めたら、長続きするでしょうか。
プログラミングは結構地味な作業です。
物を作ること自体が楽しいと思える人(筋トレが好きな人)なら良いのですが、単にスキルを身に付けたい(筋肉を付けたい)と思っている人にとっては、日々のトレーニングがキツくて、壁にぶつかったら諦めてしまいがちです。
ではもし、あなたがクライミング(ボルタリング)が大好きで、その為に筋肉を付けたいと思って始めたらどうでしょう。
或いは、登山が好きで、今まで登れなかった山に登るために筋トレを始めたとしたら、きっと長続きすると思いませんか?
つまり、プログラミングの学習を目的にするより、目的を達成するための手段だと捉えた方が、圧倒的に挫折し難いと思います。
自分自身のためのプログラムがDYIの基本
プログラミングは、実現したいことがあって、その為の1つの手段に過ぎません。
つまり、道具です。
道具は使ってこそ価値があります。
仕事でプログラミングをする場合は、お客様の要望に応えるという目的がありますが、趣味のプログラミングは自分自身がお客様です。
自分が仕事をしている時「こんなツールがあったら効率的なのに」とか、趣味で「ここがこうなれば、もっと便利なのに」というような希望や願望は誰にでもあると思います。
そんな「あったらいいな」を作ることを目標にしてみてはいかがでしょうか。
そして、それが実際に出来あがって、思った効果があったとき、心から「作って良かったな」と思えますし、モチベーションの維持にも繋がります。
プログラミングを勉強したくて、どうせ何か作るんであれば、是非自分が欲しいものを目標にすることをおすすめします。
株式会社ビームス 設楽社長の名言に「努力は夢中には勝てない」というものがありますが、 自分が欲しいものを作ることに夢中になった時、それは努力ではなく楽しみとなり、プログラミングスキルも飛躍的に向上するでしょう。
100を覚えるより、1を覚えて出来るところから
プログラミングは英語と同じで、100覚えていないと使えないというものではありません。
最初は片言でも、どんどん日常で使っていくうちに、色々なフレーズが自然に身に付き、やがて英語が話せるようになります。
プログラミングも同様に、最初は簡単なプログラムから始めて、徐々に機能を追加していけばいいんです。
最初は手作業の一部をプログラムを使って効率化し、必要な機能は後から追加してくようにすれば、楽しみながら、継続してプログラミングが続けられます。
いざ自分がほしいプログラムを作ろうと思っても、最初はどうやって作れば良いか分からないと思います。
しかし、作りたいものがハッキリしていると、それを作るために何を知る必要があるのか、何を調べないといけないのかも、ハッキリしてきます。
そこで、一旦分からないことをリストアップして、その1つ1つについてプログラムの書き方を調べていけばいいんです。
全てを一度に詰め込んでからプログラムを作るのではなく、少しずつ仕上げていくことが、とても大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- プログラム学習を目的にすると、挫折しやすい
- どうせ作るなら、自分自身で活用できるプログラムを作ろう
- 100覚えて始めるより、1覚えて出来るところからプログラミングする方が上達が早い
という事で、後で自分が使えるプログラムを、出来るところから少しづつ作っていって、必要な知識を広げていくという学習スタイルが良いのではないかと思います。